1/26 支部対抗戦結果
・予選1回目
五人立ち 四ツ矢1回 (10中未満は失格)
渋谷支部 10中で通過
野中善裕さん2中、廣瀬友彦さん2中、田中紀夫さん3中、内藤喜夫さん2中、中橋信子先生1中、計10中。
・予選2回目(1回目10中以上のチームが参加)
五人立ち 四ツ矢1回
渋谷支部 11中。
野中さん2中、廣瀬さん2中、田中さん3中、内藤さん2中、中橋先生2中、計11中。
計21中。上位8チームによる決勝トーナメントに進めず予選敗退。
・優勝 大田第一支部、準優勝 足立支部。
・廣瀬さん(初出場) コメント
今回が初出場でした。私自身の結果は満足できる出来ではありませんでしたが、他支部の方々の射に触れる機会を得て、貴重な経験となりました。
・寒川先生(監督) コメント
当日は真冬にしては温かくて良い日でしたが、試合結果はいま一つでした。
40射21中でしたから、各人があと1中づつあればと思いました。
試合についてという訳ではありませんが、以下のようなことをお伝えします。
私は、昨年4~7月と秋に紀州の田舎に帰り、土曜日ごとに、私の高校の後輩で佐竹万里子範士八段の稽古を見せて頂き、沢山のお話も見聞きしてきました。
佐竹さんは、ご病気のため、12Kの弓しか引いていませんが、ピーンという澄み切ったツルネにビックリさせられました。
また、矢どころも二本とも同じところに的中します。
「狙いは弓手、中りは勝手」と言われますが、「弦計り」(つるばかり)と言って、勝手の働きがすばらしいのでしょう。
お話の中で「私は、入場から退場まで一手を引くのに瞬きは一切しません」と言われていました。
「瞬きは、弓を引いている時に何かほかの事を考えていたり、お休みをしている証拠で、体操選手が平行棒の演技をするとき、瞬きをすると、平行棒から落下するでしょう」と言われていました。
教本にも載っている「雪の目付」の事です。
また、稽古では「自分の体の動きで、筋肉が少しでもずれるのがわかるようになるまで体得することが重要で、
弓は人から教わるだけでは駄目で、自分の額の上にもう一人の自分がいて、自分で自分がわかるようになるまで努力することが必要」ともおっしゃっていました。
なるほどと思いました。
「型を自分のモノにする」ことだそうです。
「弓道では、足踏、胴造は大変大事なことで、いつも同じ幅に出来るようにする。『足踏、胴造』がきちんと出来れば、あとは考えずに出来る」とも言われていました。
まだまだ、お聞きしたことは沢山ありますが、以上のうち、一つでもできていれば、皆さん、あと一中づつぐらいはそれぞれ出来たのではないでしょうか。
自分の「万全な体調」と「弓・矢」「弓掛」などに不安があったりすると、良い射が生まれないと思います。
弓道の勉強は、ただ技術を向上するだけではなく、なぜ、そうするのかの学習(座学)も重要です。
このことも佐竹範士は強く仰っていました。勉強したい方は、私の学習した範囲でお話出来ますので、申し出てください。